特定非営利活動法人NIEC 田崎 裕児さん


Q1. 普段のお仕事について聞かせてください。

普段はソフトウェア会社で業務ソフト開発の後方支援をしています。今年で7年目になりますが、現在は開発部内のシステム環境の管理や技術的な内容についてのヘルプデスクを担当しています。

Q2.NICEで活動を始めたきっかけを教えてください。


大学3年の時に姉の紹介でNICEのワークキャンプに参加したのがきっかけです。帰国後にNICEが開催する説明会のボランティアをしたのが活動の始まりです。社会人になってからしばらくして、自分らしく世界を広げたい、仕事と違うことも一生懸命やりたいと思いNICEの広報チームに関わりました。説明会やビラ・HP作りなど、「どうすれば一般の人の気持ちを掴めるか?」という視点での活動は会社の仕事だけではなかなか体験できないことができて新鮮でした。
当時のNICEは学生主体の団体と見られることが多くて、社会人のボランティアはそんなに多くいませんでした。社会人にとってもボランティアは有益な体験だし、もっと盛り上げたいと思い、有志の仲間たちと現在の社会人チーム立ち上げました。

Q3.社会人チームでの活動内容を教えてください。

実は、何をいつやるというような定例的な活動は、特に決まっていないんです。面白そうなこと、人や社会の成長につながることを思いついたらやろう、というスタイルです。逆に言えばカッチリした活動スタイルでは無いからこそ、仕事をしながらでもここまで続けられているのかもしれません。
今までやって来た活動だと、「ワークスタイル合宿」、イベントへの出展、NICE内での交流会などを主にやってきました。とりわけ「ワークスタイル合宿」は、自分が中心になって年一回開催しています。
「働く」をテーマにしたワークショップを通じて、働き方、生き方について学生・社会人が一緒になってとことん語り合う。そんなこれまでありそうでなかったタイプの合宿です。また最近は、興味が有るメンバーが集まって週末農園を始めました。継続して関われ、「食」やライフスタイルを見直すいい機会になっています。

Q4.なぜ社会人チームなんでしょうか?

実は僕個人的には「社会人」という言葉が嫌いなんです。大学を卒業したらみんな社会に出て「社会人」になるって通念があります。
でも「社会人」と言いながら、実は一番閉じた社会にいる存在になりがちなです。英語で「社会人」って言葉に当てはまる言葉無いじゃないですか、不思議ですよね。
「社会人」チームと名乗る事に意味は無いのですが、社会人チームが出来てから学生と社会人の関わり方に変化が生まれた気がします。逆に垣根がなくなり、社会人がいることが当たり前のようになりました。
そして、以前はあった「社会人になったらからNICEやボランティア、社会活動に関わるのをやめる」みたいな雰囲気はなくなった気がします。

Q5. NICEでのやりがいや活動を続けるモチベーションを教えてください。


NICEの理念である「カラフルでヘルシーな地球社会づくり」に共感している事が大きいです。その理念に基づいてみんながそれぞれやりたいことを、NICEという場で実現していく、そしてそこに共感する人が集まって来るのがNICE の最大の魅力ですね。一緒にやっている仲間が一番のモチベーションになっています。

Q6. NICEの中での目標を教えてください。

「自分が実践して見せること、そしてそれを伝えていくこと」です。社会人になっても社会貢献活動はやれる、という事をいろんな人に知ってもらい、そういった働き方・生き方が普通になって来るといいなと思っています。

最後に「もんじゅ」を見ている方へメッセージをお願いします。

僕は社会人という立場になってから、それまで想像もしてなかったほど色々な人に出会い、色々な会話を交わし、色々な場所へいき、色々なことを知りました。色々な問題に気づき 色々な発見をし、色々な固定概念を崩され、色々な人と人とのつながりに自分も加わることができました。過去の話よりも、未来の話を楽しいと思えるようになりました。未来への不安は山ほどあります。今の自分に満足しているわけでもありません。でも「後悔」とかそういう後ろめたいものは一つもないと思っています。ちょっとした「やってみよう」という気持ちから連鎖的無数の偶然が生まれ、その上に成り立っている今が、大好きな仲間や色々な人の出会いに恵まれていて、楽しく貴重なものだと感じているからだと思います。少しでも、何か感じてくれるものがあればうれしいです。


特定非営利活動法人 NICE http://www.nice1.gr.jp/

SMJより

ワークキャンプでのボランティアをきっかけに多くの若者の情熱に火を点し続けるNICE。
田崎さんの話を聞きながら、何よりもNICEという場に関わる人の数だけ想いがあるからこそ、沢山の活動が生まれ、沢山の活躍する生き生きした若者たちを生みだせるのだと感じました。
田崎裕児さん、どうもありがとうございました!

[ 取材:五味・後藤 撮影:前田 ]