特定非営利活動法人 メタボランティア 竹田さん 渡邊さん


特定非営利活動法人メタボランティア 竹田 周さん 渡邉 秀治さん

Q1. 普段のお仕事について聞かせてください。

竹田
ウェブシステムの構築・運用の会社で、営業部門の取締役として、営業管理・企画・マーケティングを担当しています。
現在は、主にクラウドコンピューティングなどの新規プロダクトの企画・開発を中心に事業開発を行っております。仕事はかなり忙しいので、メタボランティアの活動は休日や平日の勤務時間内にも融通を利かせてやりくりしています。会社の代表や同僚には理解してもらっていて、会社としてもこの活動を支援してもらっています。

渡邉
ウェブを中心とした広告制作会社でアートディレクター兼取締役として働いています。立場上は取締役ですが、社員が6名ですので営業も実務も兼務しています。他の社員にもメタボランティアのウェブ更新を手伝ってもらっているので、間接的に社員全員が関わっています。

Q2.メタボランティアで活動を始めたきっかけを教えてください。


竹田
以前、自身でスポーツ関係のウェブサイトの運営をしていたのですが、その際に、スポーツの意義や社会での役割を考えていました。そしてスポーツビジネスをやる上では社会貢献要素を取り入れる必要があるという想いが生まれました。
そんな時にビジネス交流会で当時まだ任意団体として活動していたメタボランティア代表の河野と出会い、「先進国の方々の消費エネルギーを活用し、途上国の栄養エネルギーに変え、エネルギーの循環を行う事で、10億人の肥満解消と10億人の飢餓問題を同時に解決する」というメタボランティアのコンセプトを聞き、共感しました。しかし、この活動やプログラムへ参加する立場で考えた場合、私にとってはコンセプトが大きすぎ、そのままだと動きそうにないなと思ってました。(笑)ですので、自分が出来る事としては、私のような一般的なただのスポーツ好きな人間ならだれでも気軽に参加できるよう、趣味や生活サイクルの中で実践出来るような身近なことに落とし込んだ方が良いと考え、だれでも出来る身近なスポーツであるボウリングを活用したメタボウリングを企画、運営することになったのが始まりです。

渡邉
仕事の繋がりで竹田さんと知り合って、メタボランティアのウェブサイトのリニューアルをしたのがきっかけです。徐々に引き込まれていってズルズルと・・・(笑)。気がつけば関わりはじめて1年位になります。私自身が駅前の募金箱にお金を入れることにネガティブな印象があり、そうした社会貢献をしようとは思っていませんでした、けれども社会貢献は何らかの形でしたいと思ってたので、メタボランティアの楽しみながらできる社会貢献のコンセプトに惹かれ参加しました。

Q3.メタボランティアでの活動内容を教えてください。

竹田
メタボランティアは消費カロリーを寄付に繋げる(1Kcal消費で1円寄付など)というプログラムの提供と、企画立案、寄付先の選定や調整が主で、プロジェクトの運営主体は企業にやってもらっています。企業内に社会貢献文化を根付けるためにこのような形式をとっています。メタボランティアはあくまでコンセプチュアルなもので、その中で自発的、多発的に色々なプロジェクトが立ち上がる事を理想としています。
メタボウリングは、月に一回定例的に開催されている以外にも、外資の医療系企業のボランティアデーの中で開催していただいたり、千代田区のボランティアウィークや新潟県などの自治体でも開催していただいております。現在、徐々に広がりを見せており、日本全国のボーリング場での導入を推進しています。
それ以外にも平行していくつかのプロジェクトが動いていて、様々な企業、NGOと連携して運営しています。また、最近はNGOで本を出すのが流行っているようなので、出版化の協力のプロジェクトも進行中です。


渡邉
私は当初はメタボランティアウェブサイトの制作が中心でしたが、現在はプロジェクトも担当しています。渋谷区恵比寿のゑびすむすびというおむすび屋さんで行われています、こんにゃく米を使用しカロリーを40%オフにした健康おむすびを1個購入毎に1食分の給食を届ける「こんにゃく米おむすび」プロジェクトを担当しています。こちらもメタボランティアは企画提案、運営主体はゑびすむすびさんという仕組みです。

竹田
ユニークな企画としては、ヘルスケアのモバイルサイト「リフラ」にて、自分の体データを登録するだけで、飢餓で苦しむ子供たちへ給食が届けられる「プラス1ミール」という企画を実施しております。これは、サイトの中にある健康管理ツールへ、自分の体重、血圧、歩数、食事など健康生活データを一個入力するたびに1ポイント付与され、その1ポイント毎に協賛企業より1円寄付され、その寄付で飢餓の国へ給食が届けられる仕組みになっています。こちらの企画やフローなども、私共で提案させて頂き、「リフラ」の運営元であるリブラプラス株式会社様にて開発、導入を行い運営を行っております。

渡邉
最近では2010年11月に始まった企画、「OFF1グランプリ」を竹田さんと担当しています。「OFF1グランプリ」とは、低カロリーは健康食品の浸透を行い、同時に10億人を超えると言われている世界の飢餓問題に対しての支援を行う事で、飽食という現状を問題提起し食の改善と飢餓問題への関心を高める事を目的してます。カロリーオフ食品を味や値段などの評価軸からランキングをする楽しみがあります。、例えばマヨネーズ1つとってもカロリーをオフしているマヨネーズが沢山あり、発見ばかりで知れば知るほど色んなマヨネーズ業界の豆知識もついてきています(笑)。いつかはB1グランプリみたいな感じにメジャーなイベントになればと思ってます。

Q4.メタボランティアでのやりがいや活動を続けるモチベーションを教えてください

竹田
元々を考えると、私は健康や飢餓などの社会問題を専門に勉強してきた人間では無いですし、社会貢献についても、これまで深く考えていたわけではない、ごく一般的な人間だと思っております。ですので、これといった理由があったわけではなく、直感とひらめき、使命感という感じですかね?(笑)
メンバーは全員、会社の業務と何らか絡めています。時々どちらが本業かわからなくなります(笑)
全員いわゆるベンチャー企業で経営に携わっていますが、私共のような小さい会社だからこそ、こういった活動をやる意義があると思っております。、そして、私共のような会社でも、このような社会貢献活動をしている事が、大きい会社がもっと沢山の社会貢献活動を実施するきっかけになるよう働きかけていきたいです。将来的には、なんらかの社会貢献活動をしているということをコンプライアンスまで引き上げるように…なんて考えてたります。(笑)、とにかく、私共が実践する事で、どんな企業にでも社会貢献を文化として根付けていきたいと思っています。

渡邉
メタボランティアのコンセプトである、みんなで楽しめる社会貢献をやりたいという純粋な想いですね。メタボランティアをやることによって社会的なステップを踏もうとか、何か見返りを求めているわけでもありません。見返りを求めてやっていたら、見返りが無かったときにやめてしまっていたと思うんです。何も得ていないし、むしろ失ってます(笑)

Q5.今後プロジェクトをどう進めていきたいのかを教えて下さい。


竹田
まずは、世界の健康人口増加に向けた活動を着実に継続的に実行して行くためにも、組織としてもしっかりとした基盤を作らなくてはならないと思っております。そのためには、外部要因により活動が左右されるような企業からの協賛金や助成金で運営するのではなく、自らの事業収益で運営出来るような自立したNPOを目指しています。色んな人に相談しましたが、日本ではNPO=ボランティアとなっており、事業で収益を得ることに、ネガティブなイメージを持っている方が多いため、日本だけで活動ることは難しいと言われました。しかし、永続的な活動にして行くために、これは大切な視点なので、そこはこれからもこだわってやっていきたいと思っています。今後については色々なアイデアが尽きる事なく出ています。「メッタ蹴り!」や「OFF1グランプリ」など新しい企画もどんどん出ておりますが、まずは今あるプロジェクトをより充実させ、多くの方にご参加頂き、誰でも出来る社会貢献を根付かせていく事に力を入れていこうと思っています。


渡邉
私個人は日々「飢餓をなくしたい」という強い思いをもって生活しているわけではありません。社会貢献に興味が無い人たちの「大変な思いをする位ならやりたくない」という気持ちもすごいわかります。でももしも、みんなで楽しく社会貢献ができるのなら、これからも続けていきたいし、それをもっと世の中に広めていきたいと思っています。実際にイベントに参加すると社会貢献してることを意識せずに楽しめると思います。故に継続して参加することが出来ると思うんです。これからもそう言ったプロジェクトやイベントを充実させたいです。

最後に「もんじゅ」を見ている方へメッセージをお願いします。

竹田
ライフワークとして社会貢献やボランティア活動を行う事はとても重要だと思います。僕自身、2年間この活動をしておりますが、元々考えていたわけではなく偶然のきっかけで活動するようになりました。もちろん社会的な意義や、自己実現、その他の理由で行動する方も多くいらっしゃるかと思いますが、偶然のきっかけや直感的に行動する事も必要なのだと思います。そういった意味で、もんじゅのような行動のきっかけとなるような入口がある事はとても重要な事と思いますし、より多くの方が、これをきっかけに自分のライフワークや充実したライフスタイルを見つけてくれる事を期待しております。

渡邉
もんじゅでは沢山のボランティア活動が紹介されています。社会貢献したいなという気持ちがあれば、まずは自分の得意なことや出来る事で参加してみてください。デザインができるなら告知用のチラシを作ったり、プログラマーならウェブサイトの更新システムを作るでも良いし、自分に合った無理ない活動を継続的に出来る事が一番だと思います。自分の趣味や職種の延長が無理なく社会貢献に繋がるのであれば、そんな良いこと無いと思います。もんじゅであなたに合ったボランティア活動を見つけて一歩を踏み出してみてください!


webサイト : 特定非営利活動法人 メタボランティア
ボランティア募集:特定非営利活動法人 メタボランティア

SMJより

1億2000万人が全員参加できる社会貢献の仕組みを作りたい、そんな想いから生まれたメタボランティア。
スポーツや食など日常生活の中に社会貢献の要素を取り入れることで、幅広い世代の老若男女に受入れられています。Think Global , Act Local. それこそが社会貢献活動に大切な視点なのだと感じました。
竹田さん、渡邉さん、どうもありがとうございました!

[取材:玄道・五味 撮影:前田]