「もんじゅ」とは、本業を持つビジネスパーソン3人が2008年4月に社会人団体Social Marketing Japanを設立し、活動開始した後に、2名のビジネスパーソンを加え完成させた「ビジネスパーソンのためのボランティアサイト」です。
はじめに、ボランティアサイトを創った理由から読者の方に伝えていきましょうか。
玄道そうだね。そもそも私達はそれぞれ本業を持っている社会人でしょ。社会人になると仕事1本になる傾向が強い。そうすると、社外のコミュニティとのつながりは弱くなるよね?だから仕事以外にも「何かやりたい」っていう20代、30代のビジネスパーソンが私たちの周りに以外に多いんだよね。
後藤確かに、多い。でも「何をやったらいいかわからない」人も含めてね。あとは、自分が非営利組織(※1)でボランティアをしていた働いていたときに、経験をもった20代~30代の層が本当に少ないと感じた。海外みたいにビジネスパーソンの経験や知識を非営利組織につなげて、社会の課題に取り組んでいく。そんな世の中に少しでもなっていくといいなと思ってた。
玄道そう!「ボランティア」というもう一つの人生の選択肢を提案できる機会を創りたかったしね。
桑原それが、「経験やスキルを活かして行う社会貢献という選択肢」を創る・・・。
そして社会の中での知恵のつながり。団体の理念にもなっている考えだよね。でも、ボランティアっていうと何か肉体労働の奉仕とか、責任感がないような少しネガティブなイメージもしたよね??ボランティアだから責任負わなくていいじゃん?みたいな・・・
そういう言葉の「ネガティブなイメージ」を払拭したかった。だから「もんじゅ」っていうサイト名にしたんだよね。「3人寄れば文殊の知恵」いいよね?(笑) ただ、ボランティアが「気軽」ってこと自体は悪いことではないんじゃない。ボランティアにもいろんな種類があるあって、それらに応じたスタンスがとれるかどうかだと思うんだ。たとえば、すごく社会人ボランティアに深く入ってきて欲しいものとか、逆に誰でもいいからまず一歩軽い気持ちでやってもらいたいものとか、それぞれでの関わり方って違うよね?
そうすると、どういうボランティアが必要なのか?を明確にして、細かなニーズにマッチしたボランティアを紹介できる仕組みがこのサイトの強み。一言でいえば「もんじゅ」は、ビジネスパーソンのためのボランティアではあるけどね。
後藤それと、ボランティアってすごく特別なことになってない?そうじゃなくて、日常生活の中で人のために何かできることをする。そんな習慣が「当たり前」になって欲しいね。